マネジメント・エクスプレス出張所

上場・M&A企業の分析と企業価値算定の技術を元に情報配信を行っています

医療業界の国内M&Aまとめ 2017年

2017年の医療業界のM&A企業のまとめをご紹介します。

ランキングで5位以内にランクインしている企業はランキング記事の方でご覧いただけます。

医療業界はIT業界同様M&Aが盛んで、一件当たりの取引額も大きいことが特徴です。

 

※ 評価額とは、M&Aの取引のために企業の価値を算定したものです。

 

ランキングを見たい方はこちらです。

manage.express

第9位ファーマライズホールディングスがミュートスを取得

公表日
 
評価額
 
3億円
 
取引額
 
3億円
 
比率
 
100%

ファーマライズホールディングスは、ミュートスの全株式を取得し、完全子会社化しました。

ミュートスが保有するシステム開発・データ分析・データベース設計におけるノウハウと、ファーマライズホールディングス保有する商材及び情報を活用し、健康保険制度外事業の拡大を目指しています。

売り手企業ミュートス

製薬企業に特化したMRに対する営業支援システムの企画・開発・運用、インターネット関連システムの開発、企画運営及びプロモーションサービスを手がけている会社です。

売上高
 
5.3億円
 
経常利益
 
1400万円

調剤薬局事業、ドラッグストア・コンビニなどの物販事業を展開している会社です

第8位山下医科器械がトムスを取得

公表日
 
評価額
 
9億円
 
取引額
 
9億円
 
比率
 
100%

山下医科器械は、トムスの全株式を取得し完全子会社化しました。

透析分野に強みを持つトムスを子会社化することで、医療機関の多様で専門的なニーズに応えていくとしています。

売り手企業トムス

医療サービスのトータルな支援 ・医療機器・器具の販売を行う会社です。

「Total Medical Service」という企業理念の基に、絶えず最先端の医療に目を向け、 現場に合った機器の提案・供給を行っています。

売上高
 
30億円
 
営業利益
 
1500万円
 
経常利益
 
3600万円

買い手企業山下医科器械

画像診断分野、理化学検査機器分野・メンテナンス分野・設備機器分野・IT医療情報分野・医療環境分野などの事業資源を有し、医療機関のさまざまなニーズに対応する会社です。

第7位総医研がNRLファーマを取得

公表日
 
評価額
 
9億円
 
取引額
 
5.3億円
 
比率
 
58.6%

総医研は、NRLファーマの株式58.6%を取得しました。

外市場における提携先や現地代理店を活用し、ラクトフェリンを使用した製品を海外市場でも展開していくことを目的としています。

売り手企業NRLファーマ

多機能タンパクであるラクトフェリンの販売事業を行っています。

カビ由来の天然物アスコクロリン誘導体の医薬品としての開発を目的として設立されたベンチャー企業です。

売上高
 
8億円
 
営業利益
 
2800万円
 
経常利益
 
3500万円

買い手企業総医研

身体や病気の状態を客観的かつ定量的に測定するための指標となるバイオマーカー技術を研究テーマとしています。

その技術を主に食品等の臨床評価試験に応用し、多くの特定保健用食品の許可取得や機能性表示食品の届出などを行っています。

第6位エムスリーがコスモテックを取得

公表日
 
評価額
 
10億円
 
取引額
 
10億円
 
比率
 
100%

エムスリーは、コスモテックの全株式を取得し完全子会社化しました。

コスモテックが有する医療関係の人材を活用することにより、医療機器等に関する効果的な医師への情報提供と販売が可能になると考えているようです。

売り手企業コスモテック

心臓外科、一般外科、血管内治療を中心とする医療機器の販売を行っている会社です。

売上高
 
59億円
 
営業利益
 
-3.3億円

買い手企業エムスリー

医療従事者専門サイト「m3.com」の運営をしている企業です。

25万人以上の医師会員に対して医学関連情報を配信し、製薬業界を中心にマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供しています。

ランキングはこちら

医療業界のランキングはこちらになります。

今回紹介したものよりも評価額が高いものをまとめました。

manage.express